2025年に日本中に社会現象を巻き起こした映画「国宝」の原作者・吉田修一さんの作家デビュー30周年記念作品『タイム・アフター・タイム』が、発売からわずか2か月で5刷重版となりました。
18歳の初恋と二十年後の再会を描いた本作は、「究極の恋愛小説」でありながら、「人生そのものを讃える壮大な物語」として、多くの読者の心を揺さぶっています。年代や性別を問わず感動の口コミが広がり、その反響がさらなる反響を呼び、今回の重版決定につながりました。

東京、長崎、そして沖縄を舞台に、青く輝く夏の空と海を背景に描かれる、切なくもあたたかな物語。全536ページの堂々たる長編でありながら、一度読み始めると止まらない圧倒的なリーダビリティも大きな魅力です。
この夏だからこそ読んでほしい一冊。ぜひ、この機会にお手に取ってご覧ください。
下記の特設サイトでは、「第一章 夏を奪う者」の途中まで、冒頭38ページを試し読みしていただけるPDFをダウンロード公開しています。
あらすじ
建設会社に勤める尾崎颯(おざき・そう)は、土砂降りの雨のなか、高校の同級生だった久遠愛(くおん・あい)と再会する。
二人は同じプロジェクトの担当者として再び言葉を交わすようになるが、建築家のデザイン盗用疑惑によって計画は暗転。さらに尾崎の家庭にはスキャンダルが迫り、久遠もまた癒えない心の傷を抱えていた。
揺れ始める心はやがて、二十年数前の夏へと引き戻されていく。
「取り返しのつかない間違いをした。でも、大切な人のそばからは離れなかった」
青く輝く海と空に歓喜したあの頃と、眩しさを見つめ返せない今――東京と長崎、現在と過去を往還しながら、痛みも後悔もやさしさも、すべてを抱きしめてあたためる長編大作。







