製作総指揮・原作・脚本を担う西野亮廣さんの、最新作アニメ『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』が3月27日に公開されます。それにあわせて、前作『映画 えんとつ町のプペル』がテレビで放送されることに!
西野さんの今の想いを、ブログよりご紹介。
※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ
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ようやく、この発表を皆さんにお伝えできる日が来ました。
2020年12月に公開された前作『映画 えんとつ町のプペル』の地上波放送が決定しました。
放送は3月20日(金)20時から、フジテレビ系列の全国ネットです。
ようやく、この発表を皆さんにお伝えできる日が来ました。
今回の地上波放送は、3月27日に公開される続編『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』のPRを目的としたものです。

もっとも、言葉にしてしまえば簡単ですが、「新作公開前に、前作を地上波ゴールデンの全国ネットで放送する」というのは、決して容易なことではありません。
そもそも前作の権利は、つい最近まで吉本興業が保有していました。
その状況の中で、作品をどのように扱うかを調整し、放送という形にまで辿り着くには、数多くの関係者の理解と尽力が必要でした。
吉本興業の皆さま、フジテレビの皆さま、電通の皆さま、そして作品に関わってくださった多くの方々。
作品の未来を信じ、それぞれの立場から汗を流してくださった方々がいたからこそ、今回の放送が実現しました。
そのどれか1つ、誰か1人でも欠けていたら、この形にはならなかったと思います。
あらためて、心から感謝を申し上げます。
ぜひ3月20日(金)20時は、テレビの前にいていただけたら嬉しいです。
今回のルビッチは、ただの“いい子”ではありません。
さて。
こうして長い時間をかけて「新作公開前に地上波全国ネット放送」というウルトラCを実現したわけですが、実は今回の放送には、単なるPR以上の意味があります。
それがキャラクターの掘り下げです。
続編作品には1つ大きな利点があります。
それは、すでにキャラクターの自己紹介が終わっているということです。
観客が登場人物を知っている状態から物語を始められるため、続編では最初から物語の核心に踏み込むことができます。
今回の『約束の時計台』では、そのアドバンテージを最大限に活かし、とくに主人公ルビッチの人物像を、より深く描こうとしました。
前作では、ルビッチは「まっすぐで優しい少年」として描かれていました。
しかし、今回はそれだけでは終わらせたくなかった。
というのも、実際に子供を近くで観察していると、彼らは驚くほど多面的だからです。
とても優しいと思った次の瞬間には残酷なことを平気で言ったり、親の気を引くために嘘泣きをしたり、理不尽なほどわがままを言ったりすることもある。
大人の目線から見ると「なんて面倒なんだ」と思う瞬間も少なくありません。
けれど、そのすべてを含めて「子供」なのだと思います。
だから今回のルビッチは、ただの“いい子”ではありません。
優しさも、弱さも、ずるさも、寂しさも抱えた、もっと生身の少年として描いています。
前作の放送をあらためて観ていただくと、そんなルビッチがどのように旅を始めたのか、そして続編で彼がどこへ向かおうとしているのかが、より立体的に見えてくるはずです。
3月20日。
煙に覆われた町で、あの少年が最初に踏み出した1歩を、もう1度。
その物語の続きを、3月27日の劇場でお届けします。





