この街には「知ってはいけないこと」の方が多い――
どこまでがフィクションでどこまでが真実? “妙にリアル”な超短編集
SNSフォロワー数100万人超。長編小説『飛鳥クリニックは今日も雨』(扶桑社)が映像化されるなど、今注目を集める作家・Z李の待望の新作『君が面会に来たあとで』が、11月19日に発売されました。
幻冬舎plusでの連載作品14話に加え、書き下ろし作品を16話を収録。連載の読者にも、新たな楽しみがある内容となっています。
実はZ李さんは、ショートショートの名手・星新一さんの大ファン。
子どもの頃に初めて星新一作品に触れた際の衝撃が忘れられず、その原体験が、本作執筆の底にあります。
アウトローな世界観にラストでハッとさせるワードセンス、そして不良文学の醍醐味でもある圧倒的なピュアさが光る今作。
繁華街の人々の日常を、恋愛・ミステリー・SF……と多彩な角度から物語を紡いだ、珠玉のショートショート集です。
1話5分でアンダーグラウンドな世界へと引き込まれる、作家Z李の最新作をぜひお楽しみください。
【収録内容】
◎歌舞伎町・半地下の裏カジノは、要人たちも通い詰める“闇の社交場”(『東九歌舞伎町タワーアンダーグラウンド』)
◎恐怖の“勘繰り”地獄。覚醒剤中毒者の頭の中(『日曜日ダルク十六時』)
◎年間2000件の捜索願。歌舞伎町を取り巻く闇の正体とは(『チャイエスの客が消えた』)
◎新宿の路地裏のペットショップ。裏口では“人間”を売っている?(『ペットショップの裏口』)
◎闇金で借りた金を“競馬”で返済しようとしたら……(『ゼウスサンダーが駆けた日』)
◎大麻リキッドを売りまくって、人生終わるかと思った(『手押し魔人BOO』)
著者プロフィール
Z李
座右の銘は「給我一個機会、譲我再一次証明自己」。経歴不詳、表と裏の境界線上にいるインフルエンサー。X(旧Twitter)のフォロワー90万人超。週刊SPA!にて2021年より2年にわたり、長編小説『飛鳥クリニックは今日も雨』を連載、2023年に書籍化。同書は2025年にてドラマ化もされた(配信サイトLeminoにて視聴可能)。
書籍情報
タイトル:『君が面会に来たあとで』
発売日:2025年11月19日
仕様:四六判並製/256ページ
定価:1600円+税
ISBN:978-4-344-04534-7




