西野亮廣作の『えんとつ町のプペル』最新情報。ニューヨークでミュージカル『Chimney Town the Musical』の プレスリリースが発表!
キングコングの西野亮廣さんは、『えんとつ町のプペル』を、ニューヨークのブロードウェイでミュージカルにする!と宣言していました。その本気を、果たしてどれくらいの人が信じていたでしょう――。
2025年10月30日。ニューヨークで、ミュージカル『Chimney Town the Musical』の プレスリリースが発表されました。(ブロードウェイ仕様で、ミュージカルのタイトルは、『Chimney Town the Musical』に、ゴミ人間「プペル」の名前は「Binny」になります )
その第1弾の情報解禁として、作曲家フランク・ワイルドホーン氏の参加が発表されたのが、今回です。
フランク・ワイルドホーン氏は、ミュージカル界を代表する作曲家であると同時に、ホイットニー・ヒューストンの名曲『Where Do Broken Hearts Go』などを手がけ、世界的ヒットを記録した人物としても広く知られているそうです。
1冊の絵本として生まれた『えんとつ町のプペル』が、映画になり歌舞伎になりバレエになり。そして、ついにブロードウェイのミュージカルです!
コチラ が現地のニュースです。以下、日本語訳でご紹介します。
フランク・ワイルドホーンが、西野亮廣原作ミュージカル『CHIMNEY TOWN』のオリジナル楽曲を手掛けます。
西野の児童文学作品『えんとつ町のプペル(CHIMNEY TOWN)』は2016年に出版され、アニメ映画版は2020年に公開されました。
クロエ・ラビノウィッツ 2025年10月30日
作曲家フランク・ワイルドホーンが、西野亮廣原作のアニメ映画『えんとつ町のプペル』の舞台版『えんとつ町 ザ・ミュージカル』のクリエイティブチームに加わりました。ワイルドホーンによる音楽を担当するこのショーの本格的なプロダクションの詳細は、近日中に発表されます。
薄汚れたえんとつ町。空は濃い灰色の煙に覆われ、誰も空を見上げようとはしません。夢見るような目をした少年ルビッチを除いては。ルビッチは、父親から聞いた物語の中でしか見たことのない星を、いつか見たいと切望しています。ある夜、ゴミでできた怪物ビニーとの偶然の出会いが、壮大な冒険の始まりとなります。この二人は、あまりにも曖昧にされてきた世界に、真実を見出そうと旅立ちます。
『 Chimney Town the Musical』は、ミーガンアン・ラスムッセン、森コウ、そして西野亮廣によってプロデュースされます。ケン・ダベンポートがエグゼクティブコンサルタントを務めます。ゼネラルマネジメントはDRシアトリカルマネジメント、デジタルコンテンツプロデューサーはキャサリン・クイン/And That’s Showbizです。
西野の児童文学は2016年に出版され、アニメ映画は2020年に公開されました。
西野亮廣について
西野亮廣は、日本で最も高く評価され、影響力があり、多才な若手アーティストの一人です。コメディアン、作家、イラストレーター、そして映画監督として活躍しています。成功を収めたコメディアンから著名な作家兼イラストレーターへと転身し、日本のアートシーンのアイコン的存在となっています。西野は、お笑いコンビ「キングコング」のメンバーとして活躍したことで、その名を知られるようになりました。2009年に出版されたデビュー作『Dr.インクの星空シネマ』は、新進気鋭のグラフィックノベル作家の到来を告げる作品となりました。その後も、『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック 約束の時計台』など、数々の名作を世に送り出しました。これらの作品はどれも、西野の想像力豊かな物語を視覚的に美しいイラストで紡ぎ出す卓越した才能を如実に示しています。『えんとつ町のプペル』は、2019年12月までに73万部以上を売り上げ、傑出した業績を残しています。後に、西野氏が脚本・プロデューサーを務めた映画化もされ、大ヒットを記録しました。ルビッチと友人プペルが星を探す冒険に出る物語は、国内外で多くの観客を魅了してきました。精緻なディテールと木版画のような風合いが特徴的な西野氏の作品は、東京タワー、兵庫県川西市の満願寺など、著名な会場で展示されてきました。海外では、エッフェル塔のギュスターヴ・エッフェル・ラウンジやニューヨークのワン・アート・スペースで個展を開催しています。西野氏は、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった最先端技術を展覧会に取り入れ、革新へのコミットメントを改めて示しています。その境界を打ち破る作品は、日本の芸術復興の象徴であり、世界のクリエイティブコミュニティにとってインスピレーションの灯台となっています。
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西野さんは、今回の件について、Xでこんなコメント を公開しています。
「海外進出」とは、外の世界へ踏み出していく行為だと思っていました。 しかし実際には、それは“外へ出る”ことではなく、世界一を決める村の中へ“入っていく”作業なのだと痛感しました。
“ブロードウェイ村”への正しい入り方や、その文化的な作法は、現在、日本ではほとんど共有されておらず、体系としても確立されていません。
それでも、日本には世界に誇れる素晴らしい作品が数えきれないほどあります。 だからこそ、どうにかその光を世界に届けたいと思います。
日本とブロードウェイ、その二つの世界をつなぐ架け橋になれるよう、全力を尽くしてまいります。