- 2025.07.25
- お知らせ
「愛ってなんだろう?」「こんな”家族のかたち”も考えたい!」 養子縁組の理解を深める絵本、できました

このたび、[つちだよしはる 絵と文]、[吉村英毅 原案]の絵本
『まってたんだよ ヒカル』が発売となりました。
つちだよしはるさんは、『きいろいばけつ』『ゆめをにるなべ』などを手掛ける人気の絵本作家さん。
今回描いたのは、ある家族の“かたち”。
今の時代、「家族」といっても、いろんな形があります。
この絵本の主人公は、養親さんのもとで育っている、ヒカルくんです。
ヒカルくんが、どれほどお父さんお母さんに愛されているか、感じてください。
今回の絵本制作にあたっては、原案者がいます。
吉村英毅さんは、特別養子縁組の普及啓発に取り組んでいる団体〈ミダス財団〉の代表。
「特別養子縁組制度で幸せになる親子を、1組でも増やしたい。そのためには、生まれた時から“生い立ち(ライフストーリー)”について、親と子が話せる場を持つことが大切」――その思いから、生まれた絵本なのです。
おはなし
ヒカルは4さいのおとこの子。お父さんとお母さんに愛されていてすくすくと育っている。
ヒカルがいつもお父さんとお母さんにねだる「大好きなお話」は、ヒカルがこの家に“来たとき”の話。
お父さんとお母さんは、いつものように語りだす。
「ヒカルに はじめてあった日のことは いまでもよくおぼえているよ。
びょういんにつくと、生みのおかあさんからお願いされたんだよ」ーー
著者(絵と文):つちだよしはる
1957年山形県鶴岡市出身。日本大学芸術学部油絵科に在学中、中谷貞彦、千代子夫妻に師事する中で、絵本の世界に進むことを決意。1980年『にわのはな』(フレーベル館)で、絵本画家としてデビュー。1985年刊行の『きいろいばけつ』(もりやまみやこ作 つちだよしはる絵)は、翌年の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(低学年)となり、今では100刷を超えるロングセラーに。『ゆめをにるなべ』『このはのおかね、つかえます』(ともに茂市久美子作 土田義晴絵)も同様に課題図書となり、多くの子どもたちに愛読されている。2015年7月、読書推進団体の一般社団法人あいうえおを設立、代表理事に就任。 これまでに手掛けた絵本等は600冊以上になり、多くの人に愛され、親しまれている。
原案者: 吉村英毅(ミダス財団代表)
【公益財団法人ミダス財団について】
世界中の人々が人生の選択を自ら決定できる社会を目指し、子どもの福祉向上に資する取組みの一つとして、特別養子縁組の普及啓発に尽力している。その他、東南アジア・南アジアの貧困地域での小学校・孤児院建設及び周辺環境の整備を行っている。
作品について
タイトル:まってたんだよ ヒカル
絵と文:つちだよしはる
原案:吉村英毅
定価:1400円+税 ページ:28p
新しい未来が、愛と優しさの溢れる世界でありますように――。