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年を重ねて変わること、変わらないこと

上野千鶴子×鈴木涼美×伊藤比呂美「限界から始まる、人生の紆余曲折について」【6/26オンライン】

上野千鶴子さんと鈴木涼美さんによる『往復書簡 限界から始まる』は、4月12日に伊藤比呂美さんの解説「『すずみちゃんお餅いくつ?』とちづこ姉さんが言った」が加わり、文庫として発売になりました。

本書の上野さんのあとがきの最後に、「何年かごとに、お互いの老いと成長を確かめ合えたらいいですね」と涼美さんへのメッセージがあります。

そこでこのたび、『限界から始まる』以降の「老いと成長」を語り合う機会を設けることになりました。33年前に上野さんとの往復書簡を経験し(『のろとさにわ』)、今回の解説もおふたりからの熱い希望のすえにお受けくださった伊藤さんにもご参加いただきます。

前半はお三方のトーク、後半はご参加のみなさまからの質問にお答えいただく時間にしたいと思います。

伊藤さんの文庫の解説の最後は、「娘の母になったらという恐怖も、もしやミソジニーがこねくり回されてつくり上げられたものだったんじゃないか」でした。

これに上野さんはどう答えられるのでしょうか?

お申込みくださったみなさまには、事前にお三方への質問をお尋ねいたします。この機会に聞いてみたいことをぜひお書きください。

リアルタイムでご視聴いただけない方には、4週間視聴可能なアーカイブもございます。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

イベント詳細・チケット購入は幻冬舎plusから

登壇者プロフィール

上野千鶴子(うえのちづこ)

(写真:菊岡俊子)

1948年富山県生まれ。東京大学名誉教授。2011年から認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究の第一人者。京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学博士。1993年東京大学文学部助教授に。1995年から2011年まで東京大学大学院人文社会系研究科教授。『スカートの下の劇場』『家父長制と資本制』『ナショナリズムとジェンダー』『生き延びるための思想』『ケアの社会学』『女ぎらい』『おひとりさまの老後』『女の子はどう生きるか』『在宅ひとり死のススメ』など多数の著書がある。

鈴木涼美(すずきすずみ)

1983年東京都生まれ。作家。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。大学在学中に、キャバクラのホステス、AV女優などの経験を経たのち、2009年から日本経済新聞社に勤務。記者となるが、2014年に自主退職。恋愛コラムやエッセイなどの執筆で活躍の場を広げるなか、小説『ギフテッド』『グレイスレス』は芥川賞候補に選出された。近著の小説『YUKARI』は三島由紀夫賞候補に。その他『AV女優の社会学』『身体を売ったらサヨウナラ』『愛と子宮に花束を』『娼婦の本棚』など著書多数。

伊藤比呂美(いとうひろみ)

(写真:吉原洋一)

詩人。1955年東京都生まれ。78年に『草木の空』でデビュー、80年代の女性詩ブームを牽引。結婚、出産を経て97年に渡米。詩作のほか小説、エッセイ、人生相談など幅広い創作活動を行っている。『河原荒草』で高見順賞、『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞・紫式部賞を受賞したほか、『道行きや』熊日文学賞を受賞。その他『切腹考』『良いおっぱい悪いおっぱい〔完全版〕』『女の絶望』『女の一生』『いつか死ぬ、それまで生きる わたしのお経』『森林通信』など著書多数。