青きを踏む、花曇り、その他の短篇

青きを踏む、花曇り、その他の短篇
  • 発行形態 :電子書籍
  • 電子書籍発売日:2014.09.19
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作品紹介

小説家としてだけでなく、女優、映画監督、脚本家など、幅広いジャンルで活躍
する唯野未歩子、初めての電子書籍オリジナル小説。

RADWINPS「me me she」、奥田民生「手紙」、松田聖子「制服」、松任谷由実
「青いエアメール」、THE BLUE HEARTS「ラブレター」、矢野顕子「ひとつだ
け」、くるり「ピアノガール」。せつないヒットソングをモチーフに、ささやか
な人生を生きる様々な人たちの「片思い」模様を繊細に綴る連作小説です。

「暴風域」 
別れるとき、旬くんとあたしは毎回、嵐のように啼いた。「八回ふられても嫌え
ない」と彼は泣く。でも、あたしは知っている、これはあたしの片思いだという
ことを。
「冬晴れ」
みつめるだけでいいの。そういったら、「ずっと見守っていてくれ」先生はいっ
た。―—はかない片思いの記憶が、四十一歳でひとりのわたしの人生を、あたらし
くしてくれる。
「五月闇」
親友は、自分の元妻と結婚しろと僕に言う。大学時代、東京で僕ら三人はともに
すごした。確かに僕は彼女が好きだった。でも、彼女と結婚するのは、心底から
嫌だ。
「花曇り」
卒業式。レースを縫い込んだ制服を脱ぐあたしは、明日から好きなものを着る。
そして、亮くんは、もう二度と会えないひとになる。いまが、はじめての別れだ。
「老婦人の夏」
愛猫・ヒュッテを入院させた帰り、私は思い出している。交通事故で死んだつぐ
にいちゃま、二十五年を共に生きた不倫の恋人、そして、ヒュッテがやってきた
夜のことを。
「窓霜」
妻が亡くなって三ヶ月。義妹が妻の愛犬ルルを返してきた。霜柱の断つ寒い朝、
俺とルルはぎこちない散歩に行き、その道すがら、妻のはかない影をたぐり寄せる。
「青きを踏む」
毎年恒例の花見の午後。咲き乱れる桜の下、訪れるはずの友人たちを待つ夫をぼ
んやりと眺めながら、わたしは、夫にまだいえないでいる、授かった命のことを
考える。
「ドッグデイズ」
姪の礼と、お風呂でパフェを食べながら、わたしは猛のことを考える。ふられて
一年半も経つのに、軀しか知らないのに、世界でいちばん大好きな猛のことを―—。

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