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本誌対談連載「スギエ×フジタのマルマル読書」(杉江松恋×藤田香織)で紹介した書籍

GINGER L. 2016 SPRING 22

◆スギエのおすすめ


『薄情』 絲山秋子/1,620円/新潮社
地方都市に暮らす宇田川静生は、他者との深入りを避け日々をやり過ごしてきた。だが、高校時代の後輩女子や東京から移住した木工職人らとの交流を通し、次第に考えを改めていく。滋味豊かな長篇小説。

『人間滅亡的人生案内』 深沢七郎/702円/河出文庫
叶わぬ恋の悩みから、仕事に倦むサラリーマン、将来に怯える学生まで……。いまなお光る、世間に媚びない独自のユーモアと痛快なる毒で人間の生きる道を描き出す、唯一にして永遠の人生指南の書。

『ジャック・リッチーのびっくりパレード』ジャック・リッチー/1,836円/早川書房
生涯を短篇作家で通した名人の日本独自編纂作品集。これぞ短篇、という切れ味抜群の作品群が楽しめます。

『植物たち』朝倉かすみ/1,728円/徳間書店
さまざまな植物の生態に人間を喩えた連作集。意地悪さとのんきさとが合体した、この作家ならではの笑いが素敵。

『つつましい英雄』マリオ・バルガス=リョサ/2,916円/河出書房新社
ペルー出身のノーベル賞作家による大作。悪に負けない毅然とした生き方が複層的に描かれ、読み応え抜群です。

 

◆フジタのおすすめ


『坂の途中の家』 角田光代/1,728円/朝日新聞出版
虐待事件の補充裁判員になった里沙子は、子どもを殺した母親をめぐる証言にふれるうち、いつしか彼女の境遇にみずからを重ねていくのだった──。〈家族〉であることの光と闇に迫る心理サスペンス。

『桃ノ木坂互助会』 川瀬七緒/723円/徳間文庫
70歳の光太郎は互助会の仲間たちと手を組み、トラブルを起こす危険人物を町から追い出し始める。その手段はなんと嫌がらせ? 老人だからこそできる奇想天外な作戦はなかなか好調に思えたが……。

『ママがやった』井上荒野/1,512円/文藝春秋
79歳の百々子は、なぜ半世紀近く連れ添った年下の夫を殺したのか。著者の「憎み切れないろくでなし男」描写に痺れる異色の家族小説。

『ガラパゴス』相場英雄/1,512円(上)、1,620円(下)/小学館
食品偽装問題に斬り込み、まさに読者を震え上がらせた『震える牛』の続篇。非正規雇用労働者の壮絶な現実は、もう他人事じゃない!

『象は忘れない』柳広司/1,458円/文藝春秋
『ジョーカー・ゲーム』などのミステリー作品で知られる著者が、福島第一原発事故に影響を受けた人々を主人公に描いた短篇集。必読!




 
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