さりげなく思いやりが伝わる大和言葉

人間関係をなめらかにする、万葉学者が教える266の言葉

言葉は、それを使ってきた人の歴史を背負っています。
しかし日々言葉遣いが変化する現代において、もともとの日本の言葉＝大和言葉のセンスを磨くことは簡単ではありません。
それぞれの状況にあった言葉を選んで、使いこなせるように常々心がけておくことを目指しましょう。

「常に新しい言葉を学ぼうとする人は、積極的な人生を歩むことができる！」
という万葉学者・上野誠による、大和言葉のセンスを磨くための、大人の学び直しの一冊です。

もくじ
第一章　感謝の気持ちをさりげなく伝える……ちょうだいする、もったいない、お招き　ほか
第二章　場をなごませるひと言を使いこなす……にぎにぎしく、打ち上げ、上を下への　ほか
第三章　やわらかな物言いで人づきあいを円滑に……ごめんください、おかまいなく、ごぶさた　ほか
第四章　心の機微を伝える言葉がある……うららか、なごむ、虫が好く、気の置けない　ほか
第五章　繊細で微妙な「今」をありありと表す……今しがた、そこはかとなく、たゆたう　ほか
第六章　控えめな態度に、譲る気持ちを込めて……身にすぎる、さしでがましい、つつしむ　ほか
第七章　少し意識するだけで品性が保たれる……よそいき、おめかし、ふるまい、たしなみ　ほか
第八章　職場では立場や関わりを大切にしたい……そつがない、心配り、気働き　ほか
第九章　食事をよりおいしく、楽しむために……まろやか、舌鼓、いただきます、煮炊き　ほか
第十章　義理と人情を立ててじょうずに断る……あいにく、せっかくですが、白紙に戻す　ほか
第十一章　奥行きのある人生も大和言葉から……来し方行く末、身の振り方、浮き沈み　ほか